Month: 12月 2004

“lontano3” in Swedish radio

12月10日に、”lontano3″がスウェーデンのラジオ番組でかかっていた模様。
http://www.sr.se/p2/spellistor/20041210_1000.stm
Swedish Radioというのは、日本でいえばNHKのような公共放送のようです。
ジョン・アダムス「中国のニクソン」の次という選曲。。。。
わかるようなわからないような・・・。。
とまれ、自作が北欧のラジオの電波にのるのはおそらくはじめてだろう。
Yくんは北欧の音楽家こそ最もジャンル境界を感じていないひとたちだと思う、と話していたけど、そのとおりかもしれない。

8hands

どういう意味ですか?と、ときどき訊かれます。
8本の手を持つ観音さまです、阿修羅には遠く及びませんが、
などと適当なことを言ったりしています。
うちは、4人家族なのです。

方法マシン公演

谷中のSCAIで方法マシン公演。
マシンの代表である鶴見幸代さんが招待状を送ってくれた模様。
ありがとう。
終演後、ちょっとだけ三輪さんと立ち話。
僕:「三輪さんも自作を演奏する団体ができてよかったですね」
三輪さん:「当初はそういう希望ではじめたのですが、今は、三輪アンサンブルということでなく、もっと広い意味が生じてくるはずだと思っています」
この人はやっぱり先生なんだなあ、と思った。
とても丁寧に話をされるし、芸術に対する真摯な姿勢には頭が下がる思いがする。
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びっくりだったのは、なつかしのKくん(女性)に会場でばったり会えたこと。
Kくんはもう10年来の知人で、僕がまだ大学生のころから、折にふれ、感覚のモノサシとしてきた人物。考えながら、きれいに生きているひと。たぶんまた何年か会う機会はないだろうと思うのだけど、どこかで繋がっている、不思議な存在。
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we are all connected

知人の箏奏者、水谷さんと西さんのコンサートに作品を提供した。
2面の箏を向かい合わせにして、それぞれの弦を三味線の糸で結びつけると、2つの楽器が共鳴する。26弦の不思議な楽器が誕生する。
つながる、とはこういうことをいうのだろう。と思って。
本番の演奏が少し消化不良だったようで、アンコールでもう一度演奏してくれた。
自分の曲を聴くとき、こんなにリラックスするのもめずらしい。響きは飽きのこない微妙なものとなっていた。
(自分の周辺だけで閉じているような音楽は聴いていてとてもつらいものだけど、きっかけはそうであっても、どこかにつながることもあるのかもしれない。そんなことをこっそり考えていた。)
終演後、白人の女性が「とてもよかったですよ」と話しかけてきてくれた。
続けて「私はヤドランカといいます」と自己紹介される。
そう、サラエボの、あのヤドランカさんだった。
水谷さんの古くからの知り合いということなのだけど、以前、知人が彼女にインタビューしたことがあり、僕にとってもよく記憶していた名前だった。
こうやって、つながってゆく。connected.