Month: 9月 2006

武蔵野美術大学ゲスト講義

告知するのを忘れておりました。
今日、知人の招きで、武蔵野美術大学のゲスト講義をしてきました。
大人数の授業はほんとにひさしぶりで、ちょっとつかれました。
ほんとにおしゃべりがヘタなものよ、と自分で自分にあきれることしきり。
クリストフ・シャルルさんとはじめましてをしたり、授業後に学生さんと少ししゃべったり。
シャルルさんには「芸大汚染」というおもしろいキーワードを頂戴してしまった。
渋谷くん、カキアゲさんらと共通のなにか、とのこと。
そう見えるのか。そう聞こえるのか。と、しばし唸る。
実は4年ほど前にも一度ムサビにいったことがあるのだけれども、当時よりもなお、学生たちを若く感じた。思えば歳をとったもんだ。やれやれ。
そして「風を待つ部屋」はすごく評判がよかった。
季節の変わり目、体調を崩し気味です。
身も心も、こころもちタフ、にいきたいところ。

“Further Than “Lontano””

“Further Than “Lontano””(2005) is a multi channel sound installation work with live performances based on Kyo Ichinose’s album “Lontano”.
further than lontano

16 Ocotber 2005 / Location: Asahi Art Square
Live: Kyo Ichinose + lontano string quartet (Wakako Hanada, Nina Furukawa, Hisami Nakajima, Seigen Tokuzawa)

Kyo Ichinose, whose second album ‘lontano’ was released in November 2004, presented a sound installation employing a multi-speaker system with eight channels that takes the audience to a world far away from ‘lontano’. As well, Kyo Ichinose and the lontano string quartet gave a live performance. A unique soundscape emerged at the Art Square.

Produced by: Kyo Ichinose, P3 art and environment
Supported by: Fujitu Ten Inc., Eclipse
Organized by: Asahi Cafe Night Committee
Special Sponsor: Asahi Breweries

2005年10月16日 / 会場:アサヒ・アートスクエア
LLive:一ノ瀬響+lontano strings quartet(花田和加子、古川仁菜、中島久美、徳沢青弦)

2004年11月にセカンドアルバム『lontano』をリリースした一ノ瀬響が、8チャンネルのマルチスピーカシステムを使って、『lontano』のさらに遠くへと誘うサウンドインスタレーションを発表。一ノ瀬響とlontano strings quartetによるライブも行われ、かつてないユニークな音空間がアートスクエアに広がった。

制作:一ノ瀬響、P3 art and environment
協力:富士通テン(株)ECLIPSE
主催:アサヒ・カフェナイト実行委員会
特別協賛:アサヒビール株式会社

アマノジャク、違和感、鈴虫。

またご無沙汰してしまいました。
すっかり世界の音程は元どおりにもどりました。
アマノジャクなもので、そうなったらあの移調楽器状態が貴重な時間だったような気がしてくるから不思議。
作曲家の仕事をいくつかしていました。某ダイヤモンドのCM音楽の新しいアレンジをしたり、秋に初演される予定のギターアンサンブルの曲を書いたり。音楽家はオンガクすることが当たり前のはずなのに、その日常に不思議な違和感を覚えたりすることがあります。そして、相変わらず、音楽過剰の時代に自分が作り続けていく意味をはっきりとは見いだせないでいます。曖昧な場所から、曖昧な手探り状態を続けています。
きっとずっとこうなのでしょう。
深夜の2時ですが、部屋には鈴虫の音が響いています。
そう、秋、です。
みなさんの時間は生きてますか?