Month: 11月 2006

笙の録音

こんばんは。日曜の深夜です。今夜は冷えますね。
今日は笙の演奏家、石川高さんの音を録音していました。
実は一緒に仕事をするのはほんとうにひさしぶりのことになりますが、相変わらずの大胆&繊細な感性に僕をふくめスタッフ一同聞き惚れました。。
来年は一緒にコンサートができるといいなあ、と思っています。
ぼちぼち、作品の輪郭がみえてきました。もう少し、作業です。
それにしても、亀の歩み。年々作るのが遅くなるような気がします。
そのうちアキレスに追い抜かれてしまうのでしょうか?
. . . 。。○
唐突な余談ですが、「日本以外全部沈没」が映画になっていたのですね。
今ウェブを見たら。東京の上映は終わってました。悔しい。
どうして誰か教えてくれなかったの?
原作を読んでむひひひひひと笑っていたのは、高校生のころ。
で、夏には「時をかける少女」のアニメもやっていたらしく。
これも東京の上映は終わってます。
どうして誰か教えてくれなかったの?
ところで、『シナリオ・時をかける少女』は映画化されないのでしょうか?
○ 。。. . .

schefer

金曜日の夜、聖心女子大学で行われたマリー・シェーファーの講演を聴きにいってきました。
予想に反して、サウンドスケープ論の話ではなくて、自作の解説(作品のことを本人はプロダクトといっていた、どういう意味だろう?)が中心。彼の自然の中で演奏される作品群はアカデミックな現代音楽の世界で話題になることは少ないし、資料も少ないので、貴重な機会だったのでは?と、思う。湖をとりかこむ12本のトロンボーンの作品にとても興味を惹かれた。湖面が冷えていて、音の伝わる速さが湖水すれすれと上空で違ってくるので、音響のディフラクションがおこるのだそう。どんな体験だろう?
講演会のあと、少しだけ本人と話をすることができた。
そして、ちゃんとサインをもらってしまったミーハーな私でした。
*****
昨日から急に冷えこんでまいりました。
体調崩さないよう、お互い気をつけましょう。
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曲ですか??
やってますやってます。(ソバヤノデマエ)。

報告20061104

気がつけば、もう11月。
このブログの放置もかなりひどいもので、先日も複数の方からお叱りをうけたところ。
近況報告など少しいたしましょう。
何度かここでも書いていることですが、ピアノの響きを中心にしたアルバムの制作に入っています。今は作曲とレコーディングの方法について試行錯誤を繰り返している最中です。
方針を確定するまでにあと少し時間がかかりそうですが、音源そのものは無事に今月中には完成する、よ、て、い、のはず、であるといいなあ。
このアルバムは小さなギャラリーからリリースされるもので、おそらく流通は小規模です。親密で質の良い手作りの贈り物みたいな音楽を作ろうと思っています。みなさまには、来年の春、寒さがようよう緩む頃にCDという形で聴いていただくことができると思います。
同時進行でとある短い映画のための音楽を制作します。残念ながら劇場などでの公開は未定ですが、これは監督であるMさんとの2年越しの約束になっているもので、僕にとっては常に心のどこかで気になっていたことのひとつ。そろそろきっといい音が作れる。のはず、であるといいなあ。
本日の画像。Peri ScopeというEQ。使っているというひとはあまり見ないのですが、シーケンサに付属のEQでは不可能な”マイクロイコライジング’が可能。。細かく細かくトーンをコントロールできる。こいつのおかげで「ちょっと無理かな」と思っていたことができたので、今日は少し機嫌がよいのです。
peri.jpg