News and Memorandum

New work for Solo Shakuhachi, Shakuhachi Ensemble and electronics

Kyo is now composing a new work for Solo Shakuhachi, Shakuhachi Ensemble and electronics.
This work was commissioned by the concert series “Traditional+”, sponsored by Tokyo Metropolitan Government. Details are below.

http://www.dento-wa.jp/program/p01-04.html

東京都などが主催する「Traditional+ 現代に生きる日本の伝統音楽」というコンサートシリーズからの委嘱で、ソロ尺八、尺八群、エレクトロニクスのための新作を発表します。詳細は下記より。

http://www.dento-wa.jp/program/p01-04.html

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*11/22 追記:本公演のチケットは完売となりました。The booking has now reached full and the orgnizer have closed reservation. thank you!

TOUR DE TSUMARI

今年の6月、旧知の仲であるサイレント・ヴォイスの相澤久美さんから連絡をもらった。「ツールド妻有という自転車のイベントを中心にしたドキュメンタリー映画を撮影している、音楽家として参加してほしい」というのがその趣旨だった。サイレントヴォイスは『なみのおと』などの素晴らしい作品を残している組織で相澤さんはとても信頼できる友人だ。僕に断る理由など全くなかったから、早速会って話をきいた。

「ツールド妻有」とは、2006年の現代アートの祭典「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」において、建築家・伊藤嘉朗氏が企画・発案したアート作品としてのサイクリングイベントだ。サイクリングイベントでもあり、アート作品でもある不思議な位置づけの存在・・しかし、2006年以降、震災のあった2011年を除く毎年、つまりトリエンナーレ開催年でない年にも開催され、着実に参加人数を増やしながら夏祭りのように十日町に浸透してきたという。

「ともかく一度一緒に観に行こうよ」と相澤さんに誘われるまま、伊藤氏、相澤さん、今回の映像作家である泉山朗土氏と共に、今年の8月24日から1泊2日で十日町に滞在して、イベントの様子や地域を体験してきた。

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これがイベントのスタートの時の写真だ。僕が撮影した。小さな町に500人以上の自転車乗りが集まって、きつい坂道を上り下りしつつ、最長120キロのコースを走る。所々に設けられたエイドステーションでは、地元の方々が心づくしの食べ物や飲み物を用意して、応援をしてくれる。

ここにあるのは、それだけのことだ。ただ、それだけだ。
そして、そこに僕は惹かれた。
ここにある「なんともいえない善きもの」を掬いとり、そこから生み出される音楽を作りたい。そう感じた。。

この旅に出る前に相澤さんはこう言っていた。「・・私たちは何か「意味を見いだそう」としてこのプロジェクトをやっているわけではない。十日町の自然、人々、ツールド妻有というイベント記録して、映画を作って、音楽を作って、それで何かを主張しようとしているわけではない。だから、伊藤さん、泉山さん、一ノ瀬くん、3人が同じ方向を向かっていなくてもいい。重なるもの、交差する何かがあれば十分ではないかと思っている」と。

秋から冬にかけて、この未知なるプロジェクトに向き合っていこうと思う。
Redayfor?というクラウドファンディングサイトで、この映画の制作費を募集しています。どうぞご検討ください。
https://readyfor.jp/projects/tsumari

self-linernote for “amaneku”

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A note for “Amaneku for 2 koto players”(2012)

” Not having eyes now, but can see
Not having ears now, but can listen to
After loosing its figure it still continues to exist and sense everything
A journey into the deeper place, under the ground
Will be followed by another journey for the sky, higher and higher
We can meet up at anytime at anywhere, ever after”

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「あまねく」は、Dual KOTOxKOTOの委嘱により、2012年の春から夏にかけて作曲されたものです。「ひとのかたちなんて常に変わってゆくもの」…というのは荘子の有名な言葉ですが、「ひと」でも「いのち」でも「おと」でも、すべては同じなのかもしれない。そんなことを考えながら作りました。連続して演奏される2つのパートで構成されていて、それぞれ、「内へ。深く。あまねく。」、「外へ。高く。あまねく。」という副題を持ちます。作曲ノートの一部を以下に記します。

“もう目はないけれど、観ている。もう耳はないけれど、聴いている。いのちなるものは形をなくしてからも、ずっと存在し続けている。まず、内側へ、地への旅、そして、外側へ、空への旅がそれに続く。あまねく。これからはもう、いつでも、どこででも、会える”。

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http://www.amazon.co.jp/dp/B00BTUY8DA/

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involved in…

2 CDs that I was involved in just arrived coincidentally!
I’ve worked not only as a composer but also as a sound adviser in both recording projects, so now I am filling myself with deep emotions. 🙂

Hoping you can enjoy them.

(Kyo Ichinose)

2cds