News and Memorandum

松井茂展覧会

知人で詩人の松井茂の個展を観にいってきた。
http://www.peppers-project.com/gallery/jp/index.htm
漢字の一、二、三、の組み合わせだけでできた「純粋詩」をプロジェクションしてあり、ほかに彼の詩についてのコメントを編集したカタログがおいてある。
プロジェクションされた詩は、ギャラリーの壁に投影されるのだけど、これが白いスクリーンなどを使っていないため、コンクリの壁の凸凹や、そこに残された様々な文字や図形(以前の展示の名残?)にオーヴァーラップするような状態になっていた。
異物混入、純粋さへの無作為の侵入。
松井茂はこの効果を十分計算しているはずなのだけど、それについて語らないはず。
(政治家だから)

“lontano”店舗での状況(その1)

お店のほうもジャンルわけに苦労しているらしく。
とりあえず、買ってくれた若者の話を総合すると。
新宿タワー:クラシック/ジャズのフロア(試聴機)
渋谷タワー:2Fジャパニーズテクノコーナー
          (5Fにも在庫あり)
渋谷HMV:1Fフロアミュージックのコーナー
ということらしい。
この時期、自分でレコ屋にいくのがなんとなく恥ずかしくて。。。
(自意識過剰だってば)
そうでなくても、大きなCDショップはすごい喧噪だからもともと苦手。
こんなにこんなにこんなにCDがあふれてるなら、わざわざ自分が作らなくても、
と気の弱い僕はいつも思って、なんとなくしょんぼりしちゃいます。
ためいき。

“we are all connected”

知人のコンサートのための作曲をはじめた。
アメリカで活動している箏奏者水谷隆子さんという方の演奏会。
“we are all connected”という曲。西陽子さんとのデュオの作品になる。
フィジカルにつながることを考える。実際に。比喩でなく。

「それっぽいもの」と「それ」の違い

世の中にはたくさんの「それっぽい」ものがあって、でもそれは「それ」ではないんだ。ということがある。
聴きにいったイベントでヒジョーに「それっぽい」ものを体験した場合、その居心地の悪さは最後には自分への問いかけとなっって頭のなかで渦をまく。
「チャート式:誰でもできるノイズエレクトロニカミュージック入門」みたいな本を最近はどこかで売ってるのでしょうか?
どんなに下手でも人気がなくても理解されなくてもいいから、「それっぽい」だけのものは出したくないなあ、と思ったのです。
さて、”lontano”はどうだろう?