News and Memorandum

Vulnerability

ベランダの手摺にかかった蜘蛛の巣が、ちょうど沈もうとしている夕陽に照らされている。
きれいだ。
でも、少しだけ強い風雨が訪れればすぐに崩れてしまうだろう。
私たちが「普通の日常」だと信じているものも、また。

A spider web, and a ray of setting sun.
Pondering about our vulnerability.

SDIM1177

September

(9月は自分にとって遠くを想う季節だ。7年も経ってなお強固に根を張る後悔と遺恨とともに。遺伝子こそが生の実態だと信じることができるならば、姪っ子の無邪気な笑顔ですべてが霧散するはずだ。けれども‥‥。あてのない旅はまだ続く。)