Year: 2006

schefer

金曜日の夜、聖心女子大学で行われたマリー・シェーファーの講演を聴きにいってきました。
予想に反して、サウンドスケープ論の話ではなくて、自作の解説(作品のことを本人はプロダクトといっていた、どういう意味だろう?)が中心。彼の自然の中で演奏される作品群はアカデミックな現代音楽の世界で話題になることは少ないし、資料も少ないので、貴重な機会だったのでは?と、思う。湖をとりかこむ12本のトロンボーンの作品にとても興味を惹かれた。湖面が冷えていて、音の伝わる速さが湖水すれすれと上空で違ってくるので、音響のディフラクションがおこるのだそう。どんな体験だろう?
講演会のあと、少しだけ本人と話をすることができた。
そして、ちゃんとサインをもらってしまったミーハーな私でした。
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昨日から急に冷えこんでまいりました。
体調崩さないよう、お互い気をつけましょう。
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曲ですか??
やってますやってます。(ソバヤノデマエ)。

報告20061104

気がつけば、もう11月。
このブログの放置もかなりひどいもので、先日も複数の方からお叱りをうけたところ。
近況報告など少しいたしましょう。
何度かここでも書いていることですが、ピアノの響きを中心にしたアルバムの制作に入っています。今は作曲とレコーディングの方法について試行錯誤を繰り返している最中です。
方針を確定するまでにあと少し時間がかかりそうですが、音源そのものは無事に今月中には完成する、よ、て、い、のはず、であるといいなあ。
このアルバムは小さなギャラリーからリリースされるもので、おそらく流通は小規模です。親密で質の良い手作りの贈り物みたいな音楽を作ろうと思っています。みなさまには、来年の春、寒さがようよう緩む頃にCDという形で聴いていただくことができると思います。
同時進行でとある短い映画のための音楽を制作します。残念ながら劇場などでの公開は未定ですが、これは監督であるMさんとの2年越しの約束になっているもので、僕にとっては常に心のどこかで気になっていたことのひとつ。そろそろきっといい音が作れる。のはず、であるといいなあ。
本日の画像。Peri ScopeというEQ。使っているというひとはあまり見ないのですが、シーケンサに付属のEQでは不可能な”マイクロイコライジング’が可能。。細かく細かくトーンをコントロールできる。こいつのおかげで「ちょっと無理かな」と思っていたことができたので、今日は少し機嫌がよいのです。
peri.jpg

ひさびさの

なんと長いこと放置してしまったんでしょう。
ほんとにごめんなさい。
秋花粉?かと思しき症状で鼻水たらしてました。
そして、書きたいことはいろいろあったのですが、タイミングを逃してしまい。。
近況報告です。いまは、ピアノのアルバムにむけての作曲をマイペースですすめているのと、その他、日々の雑用をかなりゆるやかにこなしています。といえば聞こえはいいのですが、現実に後ろから追いかけられている感じがあるのに、未だ知らん顔、といったところでしょうか。
昨日はひさしぶりに森美術館の展覧会の内覧にいきました。
六本木ヒルズに入ると、いつもくらくらします。

武蔵野美術大学ゲスト講義

告知するのを忘れておりました。
今日、知人の招きで、武蔵野美術大学のゲスト講義をしてきました。
大人数の授業はほんとにひさしぶりで、ちょっとつかれました。
ほんとにおしゃべりがヘタなものよ、と自分で自分にあきれることしきり。
クリストフ・シャルルさんとはじめましてをしたり、授業後に学生さんと少ししゃべったり。
シャルルさんには「芸大汚染」というおもしろいキーワードを頂戴してしまった。
渋谷くん、カキアゲさんらと共通のなにか、とのこと。
そう見えるのか。そう聞こえるのか。と、しばし唸る。
実は4年ほど前にも一度ムサビにいったことがあるのだけれども、当時よりもなお、学生たちを若く感じた。思えば歳をとったもんだ。やれやれ。
そして「風を待つ部屋」はすごく評判がよかった。
季節の変わり目、体調を崩し気味です。
身も心も、こころもちタフ、にいきたいところ。