流れ星

みた。
日曜の夜、用もなく深夜に秋川の近くでぼんやり星を眺めていた。
都心からわずか30分程度車で走っただけで、もう空気が違う。
星の数ほど星が見える。
天頂近くを、白く尾をひいて何かがすべった。
須臾、という言葉がこころに浮かんだ。
秋。
吐く息は白い水蒸気となって漂っていた。

流れ星