「・・けれど子供の時から保存されている、こうした美しく神聖な思い出こそ、何よりも一等よい教育なのであります。過去においてそういう追憶をたくさん集めた者は、一生すくわれるのです。もしそういうものが一つでも私たちの心に残っておれば、その思い出はいつか私たちを救うでしょう。」(アリョーシャ・カラマーゾフ/米川正夫訳)
今年も残すところあとわずかになりました。痛々しい画像が心に焼き付けられ、忘れられない年になりそうです。無力感をたくさん感じました。社会が負った大きな傷のことを思い、また、あらためて個人の極めてヴァルネラブルな時間軸のことを思います。
それぞれの時間軸が美しくありますように。
memories…