学食

火曜日は早稲田のゼミの日。
高田馬場のGKテックでのミーティングがはやく終わったために、
予定より1時間もはやく文学部のキャンパスに着いてしまう。
学食で簡単に食事をして、しばし学生観察に耽る。
学生たちの自意識が食堂にたくさんふわふわ飛散している。
ちょっと、息がつまる。
つられて、ふと自分の芸大時代を思い出す。
懐かしさではなく、嫌悪感と遺恨のみがボウフラみたいにわきあがってくるので、あわてて作業を中断。
ふう。
この子達が10年後にそういう思いをしないでくれればいいのに、と一瞬だけ願って、読みかけの本、内藤高「明治の音」を読みすすめることにした。

光の跡

早起きをする予定のあるときは、カーテンをあけたままにしておく。
朝日が東向きの窓から差し込んでくる。
太陽の「みかけの」大きさは、10メートルほど離れた木々の幹の太さと同じくらいになる。
木々の向こうから差し込む光は、葉が風に揺れるたびに形を変え、一瞬たりとも同じ像を結ばない。
数年前、首都高速の大井町の近くで大渋滞に巻き込まれたことがあった。
暑い夏の夕暮れ時で、わずか数分の間に空の色が劇的に変わっていくのを、惚けたように見ていた。
この世に、「ひと」対「世界」という関係しか存在しないのだとしたら、なんと素晴らしいことだろう。
と、思う。
(もちろん、それは矛盾であり、「最後の人類」にならない限りあり得ないことなのだけど。)

20050509

かろうじて、週記、かな。
何もしていないわけではなかったのだけど。
(いや、何もしていない日もあったのだけど。)
牛すじの煮込みを作ったり、母の日には姉とプレゼント探しにでかけたり、
あ、それから連休の間にちょっとしたアレンジ仕事をしたりもしていました。
今日はそのデモ段階の歌入れにたちあうため、赤坂のプリプロスタジオに。
カナダ系インド人のRajiさんが今回のヴォーカル。いい感じでした。。
いきかえりは、車の窓を全開にして走った。
緑の生命力、その横溢に咽せかえりそうになる。
一瞬と永遠は等しいもの?
光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」を読みかえしたりしています。

ばったり

方南通りを新宿方面に自転車で走っていたところ、反対の歩道を同じく自転車で走る特徴あるヘアスタイルの背の高い男を発見。。。中ザワヒデキさんであった。僕は急いでいたので残念ながら長く話せず。別れ際に「新譜発売おめでとう」とややのんびり(笑)のお祝いをいただく。実は、中ザワさんとはずっとずっと前、もう7年くらい前に秋葉原のソフマップでも偶然出会ったことがある。これはきっと何かの摂理が働いているに違いない。ともかくばったり会う相手には一度ではなく何度も会うものなのだ。いや単に中ザワさん目立ちすぎのかも。。。。。。
新宿へは両親の記念日を祝いに。老辺餃子の春コースを食べて、満腹。。。
さて、ここのところ毎週がゴールデンウィークみたいなのんびりペースのKIですが、時には音楽の仕事もしています。
イチノセキョウという名前で万博のメインの広場でかかっている「地球コラージュ」というハイビジョンの作品のサウンドを作曲しました。1日に何度も上映されているはずなので、万博に行かれるかたはぜひ、ごらんになってください。
ボーカルはさかいれいしうさんです。