we are all connected

知人の箏奏者、水谷さんと西さんのコンサートに作品を提供した。
2面の箏を向かい合わせにして、それぞれの弦を三味線の糸で結びつけると、2つの楽器が共鳴する。26弦の不思議な楽器が誕生する。
つながる、とはこういうことをいうのだろう。と思って。
本番の演奏が少し消化不良だったようで、アンコールでもう一度演奏してくれた。
自分の曲を聴くとき、こんなにリラックスするのもめずらしい。響きは飽きのこない微妙なものとなっていた。
(自分の周辺だけで閉じているような音楽は聴いていてとてもつらいものだけど、きっかけはそうであっても、どこかにつながることもあるのかもしれない。そんなことをこっそり考えていた。)
終演後、白人の女性が「とてもよかったですよ」と話しかけてきてくれた。
続けて「私はヤドランカといいます」と自己紹介される。
そう、サラエボの、あのヤドランカさんだった。
水谷さんの古くからの知り合いということなのだけど、以前、知人が彼女にインタビューしたことがあり、僕にとってもよく記憶していた名前だった。
こうやって、つながってゆく。connected.

松井茂展覧会

知人で詩人の松井茂の個展を観にいってきた。
http://www.peppers-project.com/gallery/jp/index.htm
漢字の一、二、三、の組み合わせだけでできた「純粋詩」をプロジェクションしてあり、ほかに彼の詩についてのコメントを編集したカタログがおいてある。
プロジェクションされた詩は、ギャラリーの壁に投影されるのだけど、これが白いスクリーンなどを使っていないため、コンクリの壁の凸凹や、そこに残された様々な文字や図形(以前の展示の名残?)にオーヴァーラップするような状態になっていた。
異物混入、純粋さへの無作為の侵入。
松井茂はこの効果を十分計算しているはずなのだけど、それについて語らないはず。
(政治家だから)

“lontano”店舗での状況(その1)

お店のほうもジャンルわけに苦労しているらしく。
とりあえず、買ってくれた若者の話を総合すると。
新宿タワー:クラシック/ジャズのフロア(試聴機)
渋谷タワー:2Fジャパニーズテクノコーナー
          (5Fにも在庫あり)
渋谷HMV:1Fフロアミュージックのコーナー
ということらしい。
この時期、自分でレコ屋にいくのがなんとなく恥ずかしくて。。。
(自意識過剰だってば)
そうでなくても、大きなCDショップはすごい喧噪だからもともと苦手。
こんなにこんなにこんなにCDがあふれてるなら、わざわざ自分が作らなくても、
と気の弱い僕はいつも思って、なんとなくしょんぼりしちゃいます。
ためいき。